食品表示とHACCPが義務化になるということで、
神奈川豆腐組合さま主催の講習会に行ってきました。
3時間という長い闘いにも、眠気すらなくまじめに聞けました。食品業界が変わるとなれば
自分の身に降りかかってくる話です。
【食品表示の変更点】
●①エネルギー ②タンパク質 ③脂質 ④炭水化物 ⑤食塩相当量
の栄養成分表示をしなければならない。
●添加物と区別できるようにする
●アレルゲンの表示方法の改正
●製造所固有記号の改正
などが挙げられます。平成32年3月31日までに変更する義務があります。
フィルム等、表示にご注意ください。分からない点は弊社まで。
【HACCP】
(抜粋すると↓)
HACCPとは「Hazard(危害)」「Analysis(分析)」「Critical(重要)」「Control(管理)」「Point(点)」という言葉の略語で、食品を製造する際に安全を確保するための管理手法のことを言います。日本語ではそのまま「危害分析重要管理点」と訳されます。
HACCPは、食品の製造・出荷の工程で、どの段階で微生物や異物混入が起きやすいかという危害をあらかじめ予測・分析して、被害を未然に防ぐ方法です。この点がそれまで行われていた製品の抜き取り検査による安全確認とは大きく違うところです。
よく分からないのでざっくりいうと、
普段やっている衛生管理(=一般的衛生管理プログラム)よりももっと厳しく
管理しましょう。という事のようです。
一番分かりやすい点は「記録」。何か食品に問題があった時に原因追究する為、
元をたどれるように細かく製造工程を記録する。
街の豆腐屋さんもするの?の答えは・・・「未定」のようです。
(抜粋↓)
すべての事業者が対象であるが、国際規格を策定するコーデックス委員会の「HACCP 7原則12手順」を原則通りに適用する「基準A」と、弾力的な運用が認められる「基準B」が示されており、飲食店などの小規模事業者については「基準B」によりHACCPを取り入れていく予定である。
「基準B」の資料には(案)ってなってました。
事業者の人数などまだ確定ではないそうです。(平成30年2月現在)
衛生管理が今まで以上によくなるのであれば事業者にも消費者にも良い事だけど、
それによって事業に影響をきたすようでは本末転倒な気もします。それが街の小規模
事業者さんだと少人数で経営している為管理しきれない部分もでてくる可能性があります。
現場も把握しながら、よい方向へと進んでほしいと思います。
厚生労働省HACCPガイド(PDF)
HACCP付録Ⅰ豆腐編(PDF)